Keywords用語解説

電界顕微観測鏡 Beatrice

#05

押収したダイレクトフィードバックシステムを
脳領域の観測と解明を目的としたエルフナインが
錬金技術を応用して発展、(未)完成させた装置。

装置から電気信号を被験者の脳に送り、
反射してきた反応から、仮想した脳領域を装置内に構成。

もう一方から仮想脳領域内に、
電気信号化した観測者の意識を送り、
仮想現実のように作られた「世界」を内側から見渡せるようになっている。

神獣鏡のシンフォギアを纏った小日向 未来のケースのように、
直接脳領域に干渉するのではなく、
一旦、電気的疑似構成した仮想脳領域に干渉する分、
被験者の脳への負担は少なくなっているのが最大の特徴。

それでも、自己認識の散逸や消失、
他者の意識との融合といった高いレベルの危険性を孕んでいるのであった。

観測者が、 電気的疑似構成された他者の仮想脳領域という「危険な世界」を見てまわる所から、
イタリアの詩人ダンテが著した「神曲」になぞらえており、
装置には「神曲」の主人公(ダンテ自身)が地獄で出会う少女「Beatrice」が名付けられている。
(Beatriceの語源が、
 「航海者、旅行者」を意味するラテン語からのもじりでもある事も命名理由のひとつである)

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