Storyストーリー

EPISODE 13涙を重ねる度、証明される現実は

見上げた空に不浄をもたらす光はなく、錬金術師もまた光へと還っていった。
歌でブン殴る事しかできない現実に慟哭する響。だが眼前に、尚も脅威は立ちはだかる。

門の開闢に力を消費し、さらに神の力まで喪ったアダムは美形のプライドを焼却。
高みに焦がれてきた人形は、高みに角を戴く姿へと成り果て、ここに決着を求める。

装者六人のユニゾンによって上昇するフォニックゲイン。
それでも、決戦機能のエクスドライブを起動させるには程遠く、苦戦を強いられる。

終わりなき闘争に疲弊する装者たち。その原因こそバラルの呪詛と喝破するアダム。

圧倒的な戦闘力に打ちのめされ、挫けかけた響の胸に届くサンジェルマンの声。
見やる先に輝く、ファウストローブのコンバーターにして主兵装たるスペルキャスター。
突き動かされるように飛び出す響。だが、逆転の可能性は無情にもアダムに握り潰される。

炸裂するファウストローブの形成エネルギーを浴びる響は、絶唱にて対抗。
前線に立つ仲間たちと銃後にて支える仲間たちの想い。そして――サンジェルマンの理想。
全てはひとつに束ねられ、支配を強いる完全(アダム・ヴァイスハウプト)に貫き抗う六領(シンフォギア)へと新生(リビルド)する。