Keywords用語解説

サンジェルマンの過去

#04

一説には数千歳とも言われるサンジェルマン幼少時の記憶。

奴隷階級の出自である彼女は、
いわれなき数々の暴力と辱めを受けてきた。

だが、とある貴族の戯れにより褥で文字を教わって以来、
サンジェルマンはそれまでの虚無感を埋めるように教養を貪るのであった。

時は流れる。

後にフランス社交界に現れたサンジェルマンは、
男性の衣装に身を包み、芸術と学問に通じた風雅な人物として振るまうと、
いつしか「伯爵」の称号を冠されるようになる。

数々の協力者・支援者を得たサンジェルマンは、
その資金力を背景に、錬金技術の秘奥「賢者の石」の研究を進めるのであった。

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