Keywords用語解説

黄金錬成

#04

超高温・超高圧によって引き起こされる
核融合によって哲学的結婚(元素転換)を行い「金」を錬成する術式。

錬金術を応用した常温核融合理論そのものは、
以前よりパヴァリア光明結社を構成する
イチ錬金術師によって発見・確立されていたものの、
実現するには非現実的なまでの膨大な魔力量を必要とすることから、
理論先行の夢、机上の空論とされてきた。

だが――
統制局長アダム・ヴァイスハウプトが備える尋常ならざる魔力量は、
この夢のレベルを引き下げ、
現実世界にて実行可能させるに充分であった。

術式行使にあたってアダムが消費した魔力は甚大であるが、
実際、掌に錬成されたのは液状化した「金」がビタ一文程度。

その名の通り、黄金を錬成するという意味においては、
最低・最悪のコストパフォーマンスといえるが、
それでも元素転換を可能とするだけのエネルギーは凄まじい威力を誇り、
アダムはもっぱら「金」を創るためではなく、
戦略・戦術用途と割り切り、雑にぶっ放すのを得意のキメ技としている。

#13

翼、クリス、マリア、調、切歌からのアシストに加え、
サンジェルマン、カリオストロ、プレラーティのイシを束ねて形と成した、
黄金に輝くシンフォギア。

立花 響の花咲く勇気が、
仲間と敵の境界すら超えてみせた結果。結晶。

Limited Model_Alchemic Gold.

アダムはこの現象を「黄金錬成」と称したが、
実際は、自身が行使する常温核融合のような物理的な金の生成ではなく、
極めて錬金術的純粋な「黄金錬成」そのもの。

砕かれたスペルキャスターより放たれた
ファウストローブを形成するエネルギーが何らかの形で作用し、
激しく流転する土壇場の事象に介入、現場入りしたと推察される。

サンジェルマンたちのパワーソースであるラピス・フィロソフィカスには、
不浄を焼き尽くす他にも
卑金属を貴金属へと変える力があると伝承には記述されているが、
これは、文字通りの言葉以上に、
「不完全を完全に昇華する」という意味を内包している。

身に纏うシンフォギア諸共に黄金に輝いた瞬間、
立花 響は一時的・疑似的に、ある種の生体錬金反応炉と変貌。
かつて、融合症例と云われた頃の、尋常ならざる爆発力を発揮して、
最終決戦形態と化したアダムを圧倒するのであった。

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