Keywords用語解説

愚者の石

#07

以前、立花 響の胸よりこぼれ落ちた未解析物質の通称。

命名者は雪音 クリス。

聖遺物「ガングニール」の欠片との融合を果たした響(融合症例第一号)は、
その融合深度を進めるにしたがって様々な超常現象を引き起こした。
とくに顕著にみられたのが、スポンティニアス・コンバッション。
異常なまでの高温発熱と放熱現象である。

生体反応炉と化した融合症例第一号の体内より生成され、
体外にまでせり出した採取物は、
研究班の調査によって人体の構造組成に極めて近いものの、
位相が虚数に固定されていると判明。
さまざまな点で人体構造と異なる未知の物質であると一時的に断定される。

今後の対応方針が決定するまでの間、未解析技術管理特区へと収蔵。
国際連合と日本政府の共同監視下に置かれる事となったのだが……

その時の調査報告書に目を通したエルフナインは、
現行科学とは異なる方向、
つまり、錬金技術によるアプローチによって未解析物質の正体を、
「マイナス位相の賢者の石」と推論。仮説を立てるのであった。

#08

海底に沈んだ、未解析技術管理特区周辺の泥濘よりサルベージされた希望の欠片。

マイナス位相の賢者の石こと「愚者の石」は、
エルフナインの錬金技術によってシンフォギアシステムに搭載されると、
強制的にイグナイトモジュールを引き剥がすという賢者の石の特効を無効化。
交戦相性をイーブンにまで引き戻す「対消滅バリアコーティング」として機能する。

本来であれば、
シンフォギアシステムの各部を阻害しかねない「異物」であるが、
位相が真逆の存在である賢者の石にのみ、
その効果を発揮するという「基本、役立たず」の特性が奏功し、
無事、ラピス・フィロソフィカスへの対抗手段となっている。

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